ハイハイで脳が発達
幼児教育の世界的権威、故グレン・ドーマン氏は、0歳から6歳までの脳が最も発達する時期に、意図的にハイハイなどの運動刺激を加えることで赤ちゃんが飛躍的に成長・発達することを明らかにしました。
人間能力開発研究所 グレン・ドーマン氏
グレン・ドーマン氏は、重い脳障害のある子どもたちを救うため、脳の発達を研究し、脳障害児の回復に成果をあげました。
そこから、障害のない子供も、乳幼児期に意図的に刺激を与えることでより活発に成長・発達を促進できることに気づきました。
人間の脳は0歳から6歳までが一番成長する時期で、脳の約80%が完成するといわれています。
脳には五感(見る、聞く、触れる、味わう、匂いを嗅ぐ)を通じて刺激がインプットされます。
うつ伏せで手足を動かす、ずりばい(まだハイハイができない赤ちゃんがお腹を床につけたまま腕や足で体を引きずるように這う)、たかばい(ハイハイ)などの運動も、脳に重要な刺激になり、運動能力がどんどん伸びていきます。
視覚や聴覚、触覚などもどんどん発達していきます。
腹這いで動けるようになると、背骨がしっかりし、呼吸が深くなり、咀嚼力もついてきます。
たかばいができるようになると、周囲の物に焦点を合わせて見ることができるようになります。
これにより、物の奥ゆきがわかり周囲が立体的に見え、発達の上でとても大切です。
自分のまわりの世界に興味がわき、好奇心や探究心が旺盛な子供が育ちます。
はいはいは手足、胸、腹筋などを使う全身運動で、バランス感覚が養われ、呼吸器、体幹も鍛えられます。
記憶力や理解力、判断力などの知的能力もアップします。
刺激が少ないと脳の発達は遅れてしまいます。
(脳に障害がある子供さんは自分では運動ができないため、大人が介助してハイハイと同じ手足の動きをさせ、脳に刺激を送ると、成長促進・機能回復につながります)
毎日、ベビーベッドに寝かせたまま、外に出てもベビーカーや抱っこばかりだと運動能力が育つ機会が減ってしまいます。
床で自由に動ける時間をできるだけ多く作りましょう。
畳は赤ちゃんの運動環境として最適
- 畳での生活は、ベッドから落ちる心配がなく、柵に囲まれた狭い環境ではなくて、のびのびと動き回れます
- フローリングよりクッション性・弾力性があり、滑りにくく、手足を動かして適度な引っ掛かりがあるので脳に刺激(フィードバック)が多く伝わります
- 畳は防音性にも優れているので、アパートやマンションで下の階に音が響く心配も減ります
- い草は吸湿性・放湿性に長けていて、空間の湿度や温度を調整する働きがあり、冬でも床が冷たくならず、薄着で活動的でいられます
乳幼児期の環境は重要。ぜひ畳を取り入れてください!
施工例